雇用において男女平等が広がり、これまでは男性のみの職種であった仕事も、女性が従事できるようになりました。さらにキャリアアップも可能になり、役職に就くことも珍しくなく、「仕事が楽しい。面白い」という女性も増えてきています。しかしその一方では、女性だからこその仕事悩みも増えています。

その代表はセクハラやパワハラといったもので、特に年配者が加害者になる傾向が多くなっています。加害者側の多くは悪意があって行っているのではなく、それがコミュニケーションの一貫であったり、冗談のつもりだという認識になっているので、注意が難しく、改めてもらえない場合が多いのです。「結婚したら女性は家庭に入るもの」、未だにそういった認識を持っている人は意外に多く、それが無意識のうちにセクハラやパワハラといった言動や行動につながっているのかもしれません。さらに仕事の面でも差別は未だに残っていて、能力ではなく性別で担当を決めらるケースもあります。厄介なことに、仕事の采配をする管理職は年配者が多いので、積極的に改善されることは稀でしょう。

こういったことは、男性にはない女性特有の仕事悩みです。深刻な場合は、ストレスを抱え込んで精神的に追い詰められてしまい、会社を退職せざるを得なくなる女性もいます。解決するためには、不快な思いをしたらまず上司に相談をし、配置換えや適切な処置をしてもらうように働きかけるほかありません。しかし、簡単には解決しな場合がほとんどなので、一人で悩みを抱え込まないことがポイントです。誰かに相談すること、味方となってくれる人を作るようにしましょう。